独学で中小企業診断士を取ってみるブログ

自分の記録として、でも誰かの役に立てるといいなぁ

2次試験(口述)の結果を見て安心

12月26日に口述試験の結果がありました。

・・・仕事ですっかり忘れていたら、12時くらいに会社の先輩から「おめでとう!2人落ちているみたいだけど大丈夫やんな?」みたいなメールがきました・笑

むしろそのメールの効果で「まさかとは思うが2人だったらどうしよう」と思い、少しだけドキドキ度が上がりましたが、まぁ大丈夫でした。というか僕が受けている広島地区は論述の合格者数と変化がなかったので、全員そのまま合格した、ということなります。

明日以降で合格証書が届いて、実務補修のことを考えていくことになります。実務補修が単純に楽しみですね。

 

 

平成29年度 2次試験 事例4 再現答案

解いた直後は、計算は全て解けた気でいました。事例4の得点で全体を引き上げてやる!!みたいな。(数値解答で赤字にしている部分は模範解答と同じで正解していると思われるところです。)

事例4 再現答案

第1問

(1)

 ①売上高売上総利益率 −−

 ②負債比率 −−

 ③棚卸資産回転率 −−

(2)販売数量が多く効率性が良いが、単価が低く収益性が悪い。借入金が多く安定性も悪い。

これはあまり悩みませんでした。模範解答を見たところ負債比率の値が違いました。どうも非支配株主持分を考慮する必要があるとか・・・でもそこまで大きな差にならないと思いました。ここを正確に処理するのは難しいのではないでしょうか。

第2問

(1)
 3879、3341、538、273、265
(2)
 △109
(3)
 740、15

慎重に2回位みたのに、なんと一番最初の値しか正解していません。特に(1)はただの計算間違いです。模範解答との比較は合格発表のあとに行いましたが、つくづく発表前にやらなくて良かったと思いました。落ちたと凹んだでしょうから。

(2)は別解として僕の解答をあげているところもありました。これはそれぞれの変動費を半分にして計算したからですが、本来的な意味であれば間違いだそうです。質問要件が甘いので点数くれるかも、ということで別解扱いだそうです。

(3)も本来は簡単な計算でしたが、変動費を変動させるのを忘れる、という致命的なミスをしてこうなりました。しかし計算過程がない問題で、取らなければならないところを派手に間違えましたね・・・

第3問

(1)

 △20、△6、△26、80、54

 △210、54、58、58、58、58

(2)

 回収期間 3.69年

 正味現在価値 24.07年  採用する

ここもいっぱい勉強したはずですが、結局間違えました。後から落ち着いて見ればそこまで難解でもなかったはずですが、除却損の扱いでちょっと迷ってしまったのが敗因のひとつです。

(2)は(1)を間違えたらそのまま数値は合わないはずなので、当然のように間違えています。もしかしたら部分点をもらえているかもしれません。

第4問

(1)売上規模は小さいが、収益性が高い。

(2)子会社化を行うことにより収益性が向上する。

(3)染色事業と発電事業は業種に大きな差があることから、企業間の方針や報酬の違いがあり、事前の十分な調整が重要である。

まず(1)が何を聞いているか分かりませんでした。与えられている情報から、連結を単体に分解することは不可能に見えたからです。非支配株主持ち分か・・・

それでも(2)はもうちょっと書けたと思いますが、ちょっとパニックでしたね。(3)はなんとなく書けた気がします。

まとめ

まずあまり分からない第4問の配点が26点とかなり高くてヒキました。他のを全問正解しないと不安だ!と思って、かなり丁寧に解いたつもりがご覧の有様です。

トータルでは合格点となりましたが、事例2あたりでかなり引き上げている、と感じています。繰り返しになりますが、発表前に答えあわせをしなくて本当に良かった・・・

 

 

 

平成29年度 2次試験 事例3 再現答案

1問あたりの文字数が多かったですね。

事例3 再現答案

第1問

課題は、①納期の遵守、②一定の品質を保証することである。対応策は、①機械加工班と製缶板金班で共同して朝礼や終礼を行い、作業進捗について情報共有をし、必要に応じて計画修正を行うこと、②完成品の最終検査について、設計担当者1名で行っているところを2名に増員し、盤石な検査体制とすること。

生産管理の強化はまず思いつきました。でもそれでは文字数が足りないので、QCDの観点からQを投入しました。模範解答では”生産管理の強化”を、生産管理・生産統制に分けてしっかり書いていました。その手があったか・・・(といっても生産統制は試験中頭になかったですが)

第2問

課題は、①多能工化、および②生産管理の強化である。対応策は、①各専任作業者が独自でもつ操作方法や技術方法を標準化し、他の作業者へ伝承すること、②生産管理担当者を配置し、社長・常務からの受注情報をもとに生産管理活動を行うこと。

僕が事例3で悩んでしまったのは、第1問、第2問ともに生産管理じゃないか、と考えたところです。実際に第3、4問を先に埋めてしまいました。模範解答では僕の①に加えてジョブローテションなどをして、多能工化をすすめるという感じでした。ちょっと僕のは無理がある・・・気がしますね。

第3問

ホームページの活用方法は、①SEO対策を行い、木工加工等のキーワードで検索した際、上位に表示されるようにする、②ホームページにCNC木工加工機の動作動画を掲載し、長所を分かりやすく伝えることである。社内対応策は、ホームページを見て連絡した顧客に対して、社長・専務のトップセールス力を活かした営業活動を行うこと。

まず動画は思いつきました。次に質問に対応する体制が必要だと考えました。それでも文字数が余るので考えた結果、ホームページのアクセスに立ち返りSEO対策を入れてみました。ナイス俺!とかその時は思いましたが、よくよく考えるとこれまでに無い製品を作っているので、SEOはあまり意味が無いかなぁ・・・とか。

第4問

製品についての方策は、①プログラムを作成容易なソフトを組み込むこと、②できるだけ多くの木工資材を加工可能にすることである。サービスについての方策は、①顧客の要望に応じてプログラムの作成提供を行うこと、②駆動部や刃物のメンテナンスをさらに容易にし、要請に応じて出張対応をすること。

これは与件にあった「これから・・・」みたいなところの裏返しをそのまま書きました。能がないですが時間が惜しいので、これでいいかなと割り切りました。

まとめ

第1、2問をうまく切り分けられなかったところが苦しいですが、第3、4問はそれなりに書けたので合格点は取れていると思いました。